透明なまなざしが、セカイをあたらしくするーView of Innocence
「透明なまなざしが、セカイをあたらしくする」。
この展覧会タイトルは、当誌の現在のテーマをもっとも身近に感じることができる言葉です。
私たちは、身の回りのものの意味も、美術も文学まだ知らなかった頃、
おそらくもっともよく、あるがままに輝くセカイを観ていたことでしょう。
そして、見入ったり触ったり、喜んだり驚いたりしていました。
けれどもやがて、名前や意味や用途を知っていくにつれ、セカイのあらゆるものをすっかり、知識と実用の眼から「対象」とみなしてしまう。
そうして、一様にくもり、自明のものとしてかたまってしまったセカイを「透明なまなざし」をもっていつもあたらしく見ようとするのが「詩的」な人々といえるでしょう。
この小展示では、雑誌「アンパサンド 第1集 詩的なるものへ」の参加アーティストによるセカイがあたらしくなった瞬間の体験、セカイにじかに触れた記憶の断片を文と写真で並べました。「透明なまなざし」へ、みなさまがそっと耳を傾けてくださる場所になればと思います。
参加アーティストについては「アンパサンドー詩的なるものへ」をご覧ください
展示会場(2022年)
展示は終了いたしました。2022年の会場が決まり次第、お知らせします。
copyright ©灯光舎 tokosha