セカイは常に新しい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンパサンド 第1集 詩的なるものへ 

 第3号


みなさまの日常におとどけする小さなたからもの―――

 

あるテーマをめぐって、さまざまな分野の著述家や芸術家に作品を表現してもらい、それらを1つの封筒にパッケージしてお届けする小雑誌・アンパサンド。ジャンルに偏ることなく、作品たちが「&:アンパサンド」されることで、新たな発見がうまれるようにと小さな願いを込めて。

 

 

第1集のテーマは「詩的なるものへ」。封筒入り組立式・全号でお届けするその小雑誌の第3号がようやく完成します。「詩的なるもの」という秘密の感覚の世界へ誘ってくれる6人の作家の作品たちが誕生しました。あなたをまた『新しいセカイ』へと導いてくれるはずです。

 

 

「詩」から「詩的」へ――「詩」とは何かという土壌からは離れて、「詩的なるもの」に愛でられた作家たちの創作品。回文、手紙小説、創作ノート、エッセイ、レイヤースコープ(多重する写真と文)、ポエトリ・エフェメラ(オブジェ・写真・文)を「&:アンパサンド」して、みなさまの詩的体験になりますように。

 

限定特典として「びん博士」の「ボトロジア通信」を付録。博士の文章から「びん的世界」に潜む詩的なることを体験していただきます。


『アンパサンドー詩的なるものへ』取扱店一覧

※各号の在庫については店舗にご確認ください

 

創作ノート 

{NOCH ETWAS} なにかもうひとつの ―― 大森裕美子

「常に物と物の好ましい配置・位置関係」を模索する作者の次なる作品は「 {NOCH ETWAS} なにかもうひとつの 」の習作ノート。そこには、二重になりわずかなズレを生じた「物」たちの写真が並んでいる。

 

「…写真にスイッチして並べた物達を眺めていると {NOCH ETWAS} なにかもうひとつの とぽかんと浮かぶ/なにかしらの要素を加えることをを考える 二重にしてわずかなズレを加えてみる/…並列させると ことんと 落ち着く感覚がやってきた」と作者はいう。初回配本500部には「ある小さな特典」がついています。


手紙小説 ― 遠い場所からの手紙➌ 

からの手紙 ―― BOOKSOUNDS

遠いとおもいがちな場所から近くするべくこのお手紙をお届けします――

今回は、♯からあなたに手紙が届きました。

 

不思議な手紙小説の世界へ、どうぞ。


レイヤースコープ(多重する写真・文)― TORUS

【3号レイヤー 3a,3b】 ―― 村松 桂

2号同様に第3号も透明のレイヤーを2枚お届けします。3号に封入された景観と綴られた言葉のピースで、またひとつと写真の世界が更新されます。1号でお届けした台紙シート➀に第2号・第3号でお届けした透明シートa,bのいずれか1枚をそれぞれ重ね合わせていただきます。

 

※写真2~4枚目は第1号のシートに2号のレイヤーを重ねたものです。


回文―わたしたち、言葉になって帰ってくる ー抄― ➌ 

 ―― 福田尚代

 はじまりからもおわりからも読むことのできる回文。今回のタイトルは「色」。コトバを「粒」として、詩的に感知している福田さんにこそ創作できる作品は、まさに「言葉の芸術」といえるでしょう。


ポエトリ・エフェメラ(写真・文)― INNOCENT➌ 

海辺 ―― 川添洋司

今回のタイトルは「海辺」。陸と海の境界線に立ち、空を見上げているような深々とした青色に一羽の鳥が舞っている。

 

そばには一篇の詩が添えられています。

 

 

作者の目に映る「詩的なるもの」を、活版印刷の深みある文字と二つ折りのカードでお届けします


エッセイ

詩的なるものー二十世紀美術家たちの言葉 ―― 間奈美子

 20世紀アーティストが書き残した「詩的なるもの」をめぐる言葉を集めて綴るエッセイ。

 

「詩とは何か」と問われてきた近現代抒情詩の土壌とは別の場所で、「詩的」とはどういった事象かをじっくりと考察します。


限定付録 

ボトロジア通信 [アンカット・チャップブック] 

第2号 ―― 庄司太一(通称:びん博士)

45年以上をかけて、主に手造りのガラスびんに魅せられて、収集してきたその数は6万本以上。

 

ガラスびんとの出会いからこれまでのこと、びんの詩的世界観を綴ったエッセイを小さなチャップブックにしてお届けする第2号が完成。