2020年8月16日

8時ごろに起床。セミの大合唱、そして、やっぱりセミの大合唱。

顔を洗って朝読(朝一番の読書、1時間ぐらい)からスタート。稲垣足穂の飛行機エッセイを読んで、青土社から刊行された『ファシズムの日本美術』へと移行。

ずっと気になっていた本で読むのが楽しみだった。「序文」に目を通しただけだが、松園の話が出てくるので、僕にとって無視できない本です。

 

11時、外気温がぐんぐん上昇するに従い、当然部屋内の気温もぐんぐんと上昇。

39度まであがるらしいもんね。

そういえばクリーニング屋に行くのをずっと忘れていたことに気付く。こうなりゃ、歩いてみて、どんなけ暑いか体感するしかないっしょということで、徒歩でクリーニング屋さんへ。

 

たしかに暑いけれど、まだ風があって助かった。しかし、身の危険を感じる暑さであることは確かだと思った。

そして、何とお盆でクリーニング屋さんお休み。当然や‥‥。おそらく、室内の温度上がりすぎて頭がボーっとして思考が停止していたのだと自分を慰めてから帰路へ。

途中にある2軒のスーパーはどちらもすごい人と車。公道にまで車の列が並ぶ。それを整備する交通整理の方々。本当に心からお疲れさまと思う。

 

暑い中往復30分以上歩いて、なんと玄関先まできてカギを忘れて出たことに気付く。仕方なく買い物に出た妻が帰宅するまでまわりをウロウロして待つ。無事に家に戻れて一安心と梅干を3つ食べる。

Twitterで「外のお仕事は出来るだけ控えたい暑さ。お盆でも仕事があるのは仕方がないが、外周りの仕事はやめた方が良い。会社自体もそれを社員に奨励したほうが良い…」とつぶやこうと思った。しかし、先ほどの交通整理をしていた方々を思い出して、やっぱりやめる。

 

僕は「外の仕事は控えるべきだとそんな勝手なことは言えない」と思った。あの交通整理の人たち、あの人たちがいなければ、あのスーパーは今頃大混乱だろう。僕ではないにしろ、スーパーの利用者は外で交通整理をしている方々を必要としている、たまたま僕がそこにいなかっただけで、利用者になっていたかもしれない。そう思うと、そういう状況を自分たちが作ってしまっていると半ば飛躍気味にそう思った。これは僕の性格です。

 

午後は、先日返ってきた原稿に向き合う。

夕方どうしても生ビールが飲みたいという要望が家庭内から飛んできたので、近くの鉄板焼きへ。

お会計時にカウンターのおっちゃん3人組の「点火や!」が聞こえて、大文字を思い出す。

新型コロナの影響で、密集を避けるための6点点灯の大文字焼きがどこで見えるかなと期待して歩いていると、ちょっとだけ見えた!たぶん「左大」の方角。

 

帰宅して、何気なく会社のメールを見ると朗報が飛び込んでいて泣きそうになる。