2020年12月1日ー2020年12月31日

12月1日(火)

朝からムカムカとすることが。

まあ、気にすることはないけれど、原因となったところと出来るだけ関わらない方は良いのではないかと思えてきた。

気を取り直して原稿と向き合う。元某テレビ局のプロデューサーの方との企画。たのしい。この本はぜひみんなに読んでもらいたいし、後世の人達にも参考にしてほしい。じっくりやりたい。

昼を食べて、妻と古本についていろいろと話し合う。ときどきお誘いを受けて古本市なんかに出店させてもらっている。出店のために自分たちの本をいろいろと引っ張り出してきたが、値付けや管理なんかが大変でどうしようかと相談。ちょっとした出店とはいえ、本屋さんの難しさ、厳しさを少しだけ肌で感じられる貴重な機会。できるだけ続けていければとは思っている。

14時ごろに身内の仕事の手伝い。終わって、ちょっと休む。

夜からまた請求書を発行したり、メールを送ったりと作業をすすめる。

今日は気持ちの沈む一日でしたな。


12月3日(木)

6時30分ごろに起床。原稿を読んだか?と吉村さんからの催促のメールを見る。あわてて返信。本日打ち合わせをとお願いをしてお出かけ。

ここずっと良い天気。自転車で行こうかと思ったけれど、距離もあるし、時間に余裕もないから車で家を出る。

昼過ぎに帰宅。

夕方に吉村さんとの打ち合わせのための準備。元朝日放送のプロデューサーだけにいつも緊張する。しかし、この人の話はめちゃおもろい。

早く本にして届けたいという想いと、ぜひしゃべりも聞いてほしいという想いも。

夕方、今出川烏丸にある喫茶店へ。吉村さんはすでにきてたばこをふかしていた。

諸々と原稿の感想を述べたり、テレビ業界の話を聞いたり、言語の話になったり芸人論の話になったりと縦横無尽。とにかく話題が尽きない。僕もお笑いは大好きだったし、いろいろな番組をみて、芸人さんの考えなんかを頭に入れていた時期もある。

でもプロデューサーとして第一線でやっていた人だけあって、どこかで「査定」をされているかもと考えると気が抜けないのは事実。だから余計に楽しいのかな。

気付いたらあっという間に2時間30分も話していた。


12月8日(火)

ずっと良い天気が続いてる。部屋に朝日が差し込んで気持ちが良い。

読書に最適。

『あいたくてききたくて旅にでる』小野和子著をずっと読んでいる。

すばらしい本ですな、これは。これから物を書く人に読んでほしいなと個人的に思う。

10時から仕事を開始。

中国農村で出会った人々との思い出を語るエッセイの原稿に目を通す。部屋の中が暑い。太陽の力はすごいな。

 

昼過ぎに打ち合わせへ外出。三条寺町のスマート珈琲へ。

善行堂・山本さんと待ち合わせ。

5分前に到着すると、もう待ってくださっていた。世間話から本題へ。

いろいろ良い話が出来て、充実。

正直、この出版社から文学の本が出せるとは思ってもみなかった。

感激しながら帰路。

出版社をやっていて良かったと思う。


12月9日(水)

8時ぐらいに起床。寒くっていけねーや。

昼に鎌田さんとの打ち合わせのための資料作り。

『アンパサンド』のイベントを手伝っていただく。僕の経験不足、能力不足を十分にフォローにてくれる頼もしい存在。

恵文社へ行く前に、りてん堂さんへ寄る。村田さん、突然の珍客に驚いた感じだった。

12時に恵文社へ。鎌田さんとお話すると今の自分の『生き方』『スタンス』を話す。それがとにかくおもしろくモチベーションにもなる。

良いイベントになることを期待。

 

昼過ぎに帰宅し、仕事の続き。しかし、外出から帰ってきた後のデスクワークはなかなかのらない。

うにゃうにゃしてもう夕方。

よし、飯でも食うか!!!


12月13日(月)

7時30分に起床。

ここ数日、「なかやまきんに君」のマッスルTVに影響を受けてゆで卵1個を朝食にしている。

朝からぐつぐつ鍋で卵をゆでる。

なんかおもしろい。

 

昼から打ち合わせのため高槻へ移動。

電車を鈍行にして、ゆっくり行く。人も少ないと思ったし、実際その通りだった。

高槻のバス停のベンチに座って家から持ってきたパンを食べる。日曜にだけど人が少ないなと感じる。

 

著者のご自宅までいくバスが到着。

高槻駅周辺は何度も足を運んでいるが、そこからさらに北(たぶん)へ行くのは初めて。

どきどきと胸が高鳴る。初めての街はわりと好きな方だ。

打ち合わせ時間の30分前にバス停に到着、散策。

坂道の多い地域で、古墳やお寺もある落ち着いた雰囲気の場所だった。

打ち合わせはとても充実したものに。

いろいろと僕の力不足を補うように追加の原稿修正もお付き合いくださる。

約3時間ほど話し合いをして帰路。

もう真っ暗。


12月16日(火)

8時30分起床。

お酒がまだ残っている…昨日の夜はたぶんだぶんの打ち上げ。

 

いつもの朝読からスタート。

『柿の木のある家』壺井栄の本をずっと読んでいる。良い本。

10時から原稿を読む。

今回の企画に適当かどうか悩ましい章もあるが、できるだけ掲載してほしいとの著者の希望を叶えたいと思っている。そのために出来ることは何かを考えながら読む。

午後は銀行に行ったり、荷造りをして荷物を発送。

ここのところ注文が回っていない。経済的に楽じゃないのは昔から。

今はまだ我慢、まだ我慢。

新刊も焦ってだすことはだめだ。少しずつアンパサンドも広がっている。

冷静にゆっくりとやりたい。


12月16日(水)

朝から少し調子が悪くて9時に起床。

胃がおもい・・・なぜだ・・・昨日の鍋が何かしら影響はしているだろうなとか考えた。野菜を多めに食べたのに。

10時まで読書。今日は室生犀星の随筆。おもしろいな、犀星は。

かきっぷりが好きやな。

仕事。原稿を読み、どう手直しが必要か、それとも著者さんに改稿をお願いするか思案する。

昼はいつものラーメン。

食後に少し原稿に目を通して、ポストカードの配達。

ホホホ座・山下さんと少しお話。するとお客さんがひとりまたひとりと増えて、賑わいが。そそくさと退散する。

善行堂さんへ。山本さんといろいろとお話をして、ひとつ事が運びそうになってきた。

夕食はカレーにクリームコロッケ。これもうまい。


12月23日(水)

今日は朝早くから一日お出かけ。

夕方近くに帰ってきて、疲れてすこし休む。ここ数日良いことがない。落ち込むことが続いている。こういうときは、何をしてもだめやわ、ほんま。

Twitterでまた落ち込むつぶやきを見てしまう。

灯光舎は…いや、僕は今後どういった姿勢で仕事を進めていけばよいのだろうか。俺や灯光舎は丁稚ちゃうし。それだけ。


12月26日(土)

ここずっと朝が起きられない、そんなことをずっと言っている気がする。しゃーないわ、寒いし。僕のベッドの横がすぐ窓で隙間風が影響している。

朝から、原稿の書き起こし作業。とても大きなプロジェクトが動いている。とても楽しみだし、早く形にしたい。

僕がまさかこんなに早く文学に携われる日がくるなんてとまだ信じられない。

昼は、メールを返したり、夕方の打ち合わせの準備をしたりする。

久しぶりに間さんへ電話。1月のイベントについて少し話す。

15時ごろに散歩。

ツラッティ千本へ行く。部落や水平社の展示。

記帳をみて、結構な人が来館していることに驚く。

18時ごろに古書善行堂へ。先ほどの大きなプロジェクトの首謀者です。

来年は飛躍の年にしたいなと思っております。


12月29日(火)

昨日の大掃除の疲れを残し起床。今日も大掃除。仕事が溜まってもこれだけはやっておきたい。性格だな。

昨日は事務所兼小屋の2Fを済ます。

今日は1F。はたきをして、しかるべき場所を拭く。「上から下」のセオリーに従う。

昼食は近くのお肉屋さんの弁当。

妻が丼物というので、「牛丼」とチキンカツ弁当を購入。

正直この牛丼は上手くないやろうなと思ったけど、めちゃくちゃうまい。なんじゃそら。

飯食って続き。

なんでや、こんな狭い家やのに時間がかかるのは。後半は台所と冷蔵庫や食器棚なんかをどけて掃除機をかける。わざわざどけるよね、大掃除ともなれば。かなりの体力を消耗する。

終わってから文字起こしでもするかと思ったけれど、調子に乗り過ぎた。

17時ごろに終了。コーヒーを片手に意気消沈といった感じで、遠くの空をながめておりました。


12月30日(水)

あと2日で今年も終わり。

来年は飛躍の年にしたいな、これ前も書いたと思うけど、良い事は何度でも。おそらく、苦労の方が多いと思う。艱難辛苦する自分がちらつく。それが経験といえばそうなる。

年の瀬が一年の中でもっとも好きなとき。

一人でも多くの人が幸せでる年になりますように。