2020年9月29日

今日は久しぶりの一日書店。

会社の近所の貸スペースで、月に2回ほど一日本屋をやっております。

灯光舎だけではなく、古着販売の「あちきの店」と共同で使用している。

なぜ本屋を…と言われるとそんなに深い考えがあるわけでなく、せっかくスペースがあるのでうちの本も並べさせてもらいましょうという感じで始めた。

 

しかし、何となく始めた「1日店舗」のまがい物からでもいくつか学べることはある。

僕の在庫は自分の読んだ本と少し新刊を並べる程度だけれど、これを店舗を構えて本格的にやろうとなった時の在庫を考えるとゾッとする。しかし、在庫を抱えないと本は売れないのは当然。

例えば、来られたお客さんのほとんどが、目についた本をパッととって、パラパラとめくって買わずにもとの位置に戻す。その行為を見ていると、同じ著者のがあれば売れたかもしれないとかいろいろ考えてしまう。結局は多くの本を抱えた方が、いろいろと出来るよなという単純なことですわな。

いや、実感するというのは頭で考えるのとは違うなと。

 

でもそういう試行錯誤がお店を育てていくんだろうなと思うと、ちょっとした憧れを抱いていしまう。「お店は生き物」とある本屋さんがTwitterでつぶやかれていたが、なるほどなと思う。まあ、しかしその希望も本気で始めればいろいろな現実の壁にぶちあたるのは目に見えてはいますが。