ずいぶん涼しくなったと思ったのに、今日はやけに暑かった。
営業に行こうと決めた日にまた暑さが戻ってきたのにはまいったな。
待賢ブックセンター鳥居さんのところへ。ひとしきり世間話、そして「たぶん駄文同好会」のお話へ。次の日記企画を早く進めようということはもちろん、エッセイを入れるのかどうするのかなどなど。初回のものはフリーで配ったけれど、今回は値段をつけようと思います。フリーでしたから、どんどんなくなりあっという間に、500部あったのがもう数十部を残すのみ。さあ、値段をつけた瞬間にどうなるでしょうか。
もしご興味ある方はお求めいただければ幸いです。
ところで、僕は「たぶん駄文同好会」という名称が気に入っているのだか、鳥居さんや他のメンバーは不服そう。このまま押し切れるか(笑)。僕の援護をいただけるかたはぜひメールや問い合わせフォームからご連絡を。
待賢ブックセンターから誠光社へ。アンパサンドが少し売れていたのは良かったな。
そのあとに近くの「かもがわカフェ」でちょっと休憩。あわよくば、アンパサンドのDMを置いてもらえないかと期待して店内へ。
人差し指をピンっと立てて、合図を送ると、「カウンターへどうぞ」と案内される。
座ってふと前にはDMが!!
平日の夕方、わりと若い人が多い。これはアンパサンドを少しで知ってもらえるチャンス到来。しかし、わりと有名店だから置いてもらえるか不安になる。本屋さんに本を断られるのは慣れている(恥ずかしい話)のですが、カフェとか営業したことがないところに断られる免疫がまだできていないのです。
とはいえ、頼んだアイスコーヒーすらきていない時から緊張しっぱなしは、肝心な交渉までに疲労困憊になって、顔が溶けてしまうので、待賢ブックセンターで買った五木寛之の『生きるヒント』を読んで紛らわす。
五木さんの本は結構好きで、わりと読んできた。親父が好きだと聞いて、読んでみると自分もわりとはまった感じですな。
アイスコーヒーがきた。
一口飲んで「うまい!」と表情が変わる。「やるやん」とコーヒーを見つめる。
『生きるヒント』をパラパラと読んでいると、「自分を愛していない人間に、他人を愛することができるとは思いません。自分を肯定できない人間は、他を肯定できない、自分を憎んでいる人間は、他人をも嫌う。ぼくはそんなふうに考えます」という名言が飛び出したんだけど、五木さんってこんなこと言う作家さんだったかなと、自分でもよくわからないがなんかちょっと恥ずかしい気持ちになった。
アイスコーヒーを飲み終えたところで、恐る恐る「DM置いてもらえますか?」と伺うと、「あっ、いいっすよ」と軽い返事。ラッキー!!ありがとうございますとお礼を言って、小走りで入り口の階段を下りる。
「それが目的かよ」と思われたかもしれまへんが、まあ良いことにします。
また昼ご飯でも食べに行きます。