2020年8月21日

今日は昼過ぎから『アンパサンド第二号』の打ち合わせへ。

企画編集をしていただいている間さんが作品2点の組版仕上がりと作家チェックが終わったと持ってきてくれた。

一応僕も目を通す。今回の企画については、造本も間さんにお任せしている。

何十年とご自身のテーマである「詩的なるもへ」に向き合ってこられ、

造本、また作家としてずっと活動してこられた人脈で今回の企画は成り立っている。

僕は勉強をさせてもらいながら、「こうやりますけどいいですか」と最終確認を受けて少し気になるところなんかに口を出させてもらっている。

この小雑誌は間さんのお力でいろいろと進んでいます。

 

帰りは、鴨川を歩いて出町柳というところから北大路まで。片道30分ぐらいかな。

そこから家まで距離があるので、40分以上は歩いたと思う。

帰宅したら、シャツの色が変わっていました。

いろいろ考え事をしたかった。

最近、何か自分でも作ってみたいなという気持が強くなっきた。

それは本づくりとはまた別の何か。

いろいろな人の話を聞いて、面白いなと思うそれが本づくりの萌芽であると思っている。

もちろん、いろいろな方針をもった編集の方がおられるし、自ら企画を持ち込んで書き手に原稿を依頼するという方もおられる。

本来はそういう方法をとるのが編集者の理想だと思う。僕はどちらかというと、縁をいただいた方々のお話や思いなんかを聴いて共感できるところなんかで本をつくろうと思うタイプ。それでも良いと思っていたし、今でも間違いではないと思う。

 

打ち合わせが終わって帰ろうかなとしていた時に、ふと思ったのが、自分が好きなものは何か、熱く語れる、熱く書けるものは何か。

前述した本づくりの方針は間違ってはいないが、多少主体性に欠ける部分がある。

アンパサンドは間さんのお力がほとんど。間さんの書くエッセイについては僕が校正を入れているが、後は間さんのデザインである。

そんなことを考えていると、頭の中が熱くなってどうしてもこのまま家には帰れなかった。

ある意味、自分にとって大きな壁かもしれない。

「自分でも何か書こう。エッセイでも何でも。それを自社で売ろう」

そう思った。すぐにはできない、たぶん。

「時には、インタビュー形式の対談をしても良い。自分の雑誌。自分で書くこともあれば、だれかに依頼することもある。そうしよう」

でも、近いうちに何とか現実に持っていきたい。

こうご期待。