よろず屋 灯光舎 

新しい出版社の形をみつけようというわけではありません。

 

これはこのブログで何度も申し上げておりますが、僕がすることに高尚な考えは何一つありませんし、目新しいこともないでしょう。おそらくどこかの出版社がすでに始めている事であると思います。業界に激震などはありえるはずもなく、むしろ微動だにしないでしょう。

 

ではよろず屋「灯光舎」を始めた理由は何か。

ある商品や作品を見つけた時に「うちの本とつながる部分があるんちゃうかな」というように思えれば、ぜひ扱えればおもしろい。点と点を線で結んで、読者の方々にお届けできればという思いつきによるものです。

 

例えば、『ベトナムの大地にゴングが響く』という小社の書籍と著者の柳沢さんがフィールドレコーディングされ作品となった『うみなりとなり』は「柳沢英輔さん」でつながるところではありますが、このフィールドレコーディングの技術はゴングの本(QRコード先の録音)にも存分に使われています。

 詳しくは言いませんが、そういったつながりを扱うことで展開できれば、ゴングの本もまた違った魅力で光るかもしれない。そのプラットフォームが必要だったわけです。そういった考えのもと、よろず屋「灯光舎」を始めました。これはどこの本屋さんもやっていることです。

 

さらにはもっとゆるい感じで、「この商品、おもしろいな」と思えるものも取り扱っていきたいと思いますし、僕の行動の範囲内のお店では扱われていない商品というのも意識したいと思います。「これ、いいな」と思えるのに、お店にないのはもったいない。ではでは、僕が扱いましょうというわけです。それが他の店舗でも広がれば、とても良い形かなと思います。

 

なので、扱う商品も様々ということでよろず屋です。

 

どうぞ、温かく見守っていただければ幸いです。