再会

先日、神保町ブックフェスで思わぬ方と再会しました。

 

かなり驚きました。

 

というのも、前職ではいろいろとお世話になりながらも、

会社を辞めて一人になることについてはその方に一言も相談をしていなかったからです。

「久しぶりの再会」というノスタルジックなものではなくもっとシビアなものです。

 

独立前には、誰に相談すべきか、誰に話すべきかを迷いに迷いました。

五里霧中の船出は明白だったし、そう考えると他者から横やりを入れられるのだけは避けたかった。

誰を信用していいのかわからなかったと言っても過言ではありません。

 

決して会社と不仲になったわけではなかったのですが、応援されるだろうという考えに行き着くことはなかった。

そうなると会社と関係のある方には言えないなと思っていたのです。

 

もちろんその方にも言えなかった。しかし、退職することだけはその方も含めたほんの数人にメールをさせていただきました。

その時の私にできる精一杯の報告と挨拶でした。

 

そうして何やかんやで船出を果たして数か月、バタバタ水しぶきだけをあげ、これまで遅々として進まない活動をしてきたわけです。

いや、少しずつは進んでいるはず!

 

そんな中、前述の件をほぼ忘れてかけていた時の思わぬ再会に驚かないわけがないというわけです。

久しぶりに再会したその方からの第一声

「おい!まずは誰に挨拶にくるかわかってんだろう!

Twitterでお前が東京に来てることもわかってんだよ!」

と笑顔でお叱りを受けました。

 

まあ、半分冗談、半分本気という感じでした。

 

めちゃくちゃ嬉しかった。

 

多少なりとも気にしていただいていたことや「迷ってんだったら言えよ」的な励ましのようなお言葉もいただき、

何かホッとした感じになりました。

ブックフェスの販売担当で来られていたので、時間はなかったのですが、帰り際に

 

「ちょくちょく東京くるんだと思うからさ、連絡してよ」

 

と言ってもらいました。

 

「ありがとうございます!」としか言えないです。